紅王子と侍女姫  18

 

 

翌朝、ギルバードがディアナを尋ねると背凭れのない椅子を部屋の隅に置き、ちょこんと腰掛けていた。どうしたのか尋ねると、何も御座いませんと答えが返ってくる。

 

「今日はこちらの部屋で試しをされますか? 殿下の御政務に支障は御座いませんか?」

「ああ、問題ない。が、ローヴは急遽他の仕事が出来たので試しは出来ない。それで時間がある内に少しだが、東宮の庭園だけでも案内しようと思って来た」

「殿下自ら、ですか? 私など・・・・いえ、ありがとう御座います」

 

ディアナは王子に対し、卑下しそうな言葉を言いそうになり慌てて口を押さえた。

それに気付いただろう王子から何も言われず、ディアナは硬く口を閉ざしたまま一緒に歩き出すことになる。案内されたのは東宮の庭園だ。

王城は高台にあり眼下には王都城下街を見下ろし、遠くには大きな港が見えた。

日の光を眩いばかりに反射する海原はアラントル領地を思い出させる。眩しさに目を細めて風景を眺めていると、隣に立つ王子が小さく息を吐くのがわかった。王子の隣で呆けた表情をしていた自分が恥ずかしく俯くと、声が掛かる。

 

「どうした、眩しいか?」

「はい、確かに眩しいですが気持ちの良い場所です。近くに薔薇園があるのでしょうか、良い香りが致します。そして海原の大きさと海風が心地良く、とても素敵で御座います」

 

高台から望む広大な風景はディアナの胸を痛いほどに締め付けながら、それでいて嬉しくもさせる。

陽光に目を細めながら輝く海原を見つめていると、不意に影が差した。

顔を上げると王子の手が自分の額に掛かった髪を撫で上げようとしているのが判り、乱れているのかと慌てて押さえ付けようとして王子の手に触れてしまう。

 

「あ、申し訳御座いません。あの、髪が乱れておりましたか」

「いや、俺こそ悪い。口で伝えたらいいものを・・・・」

 

ギルバードはディアナを前にして、何度こうして彼女に触れたことだろうと手を引っ込めた。

無意識に伸びる自分の手の動きが、時に必要以上に不埒なことを仕出かしそうで考えると恥ずかしくなる。庭園を案内すると言ったはずが、結局は長い時間、ただ庭園から見える風景を黙ったまま見つめ続けるだけで時間が過ぎていく。

昼食の用意が出来たと侍女が呼びに来ると同時にレオンも薄ら笑いを浮かべて姿を見せ、執務室にて政務がお待ちですと伝えて来る。

ディアナに気の利いた言葉を何ひとつ言う間もなく離れる自分が情けないと、項垂れるしかない。

背を叩くレオンを睨むが、奴は薄ら笑いを止めようとしない。それが余計に・・・・・・。

 

 

 

 

「せっかく殿下の時間が空いていた午前中に用があり、試しが出来ずに申し訳御座いませんでした。午前中は殿下が東宮庭園を案内したと聞きましたが、いかがでしたか」

「王城は高台に御座いますので、大きな港も城下の街並みも遠くの山並みも一望出来、大変素晴らしい景色を堪能させて頂きました。近くに薔薇が植わっているのか、香ってくる高貴な匂いに癒されました」

 

恭しく頭を下げると、ローヴから笑いが零れる。それは全身から力が抜けてしまうほど柔らかく暖かな笑い声だった。顔を上げるとローヴが椅子を勧めてくる。

ディアナが腰掛けるとローヴは部屋を見回し、目を細めて笑みを浮かべる。

 

「窓は磨き上げられ、床も綺麗ですねぇ。ディアナ嬢がされたのですか?」

「あ、あのっ! ・・・・差し出がましいことをしているとは存じますが、何もせずに過ごすことに慣れておりません。殿下には充分御気を遣って頂いておりますが、どうしても抑えることが難しく・・・・。 ローヴ様、伺っても宜しいでしょうか」

 

掃除していたことを指摘され、蒼褪めながらディアナは顔を上げた。何度も気になって、だけど聞けなかったことを今なら尋ねられると口を開く。

 

「殿下と私の間に魔法が繋がっていると、それを解くために王城にて魔法導師長様の御指示の下、試しを行うと説明されております。ですが、その魔法を解かないと殿下に何かあるので御座いましょうか。私は今までの生活に何の支障もありませんでしたが、殿下に何か支障があるというのでしたら、悠長に時間を掛けるより、急ぎ」

「ディアナ嬢、落ち着きましょうか」

 

今にも泣きそうな表情で追い縋るように話し出したディアナを諭すと、ローヴは手を握り締めた。小さく震える手を擦りながら、落ち着くように繰り返し話し掛ける。

 

「説明が遅くなり御心痛を掛けました。どうやら、殿下と魔法で繋がっているから、それを解くことが必要としか説明を受けていないようですね。申し訳御座いません」

「いえ、最初に殿下に虚偽を申したのは私なのです。それを不問にして下さいました殿下に対し、何を問うことが出来ましょうか。だけどローヴ様・・・・私は自分の言った言葉を思い出すのが・・・・怖いのです。殿下に何を言ってあれほど怒らせたのか、思い出すのがとても辛いのです。自分が成さなければならぬことと知っていても」 

 

俯き身を震わせるディアナの手を広げ、ローヴは小さな石を持たせた。ディアナが顔を上げると笑みを見せ、その石を握るよう促してくる。手に視線を落としたディアナが小さく息を吐き、強張っていた身体から力が抜けていくのを見つめながらローヴは説明を始めた。

 

「殿下とディアナ嬢が、未だ魔法で繋がっているのは確かです。それにより互いの魂の一部が共有している可能性があります。しかし解く方法が見つからず、過去の文献を探っても参考になるものがない状態。稀なケースなんですよ、今回の件は」

「・・・・魂の共有、ですか。殿下と私の・・・・」

「それもはっきりは判らないままですがね。殿下が貴女のリボンをお持ちなのは御存じですか? 十年前から肌身離さず持ち続け、今やリボンとは思えぬ物と化していますが」

「はい・・・、存じております」

「それを持ち続けたからこそ、殿下は貴女に魔法をかけた以降、魔法を使うことがなかったのです。使う必要もなかったのでしょうがね。・・・・リボンは枷ではないかと思うのですよ。魔法をかけてしまった貴女に対する贖罪・・・のようなものでしょうかね」

 

ディアナは息が止まりそうだとローヴを見上げる。

 

「ローヴ様、魂の共有によりどんな支障が殿下にあるのでしょうか。贖罪など、そんなお考えを殿下が持つのは間違いなのです。私が言った言葉で殿下が傷付けられたのは間違い御座いません。・・・・出来ることなら罰して頂きたいと思っております」

「それは殿下が望んでおりません。そうですねぇ、私から見ると二人は互いに自分が悪いと思っている。互いに相手が悪くないと伝えながら、悪いのは自分の方だと互いに思い込んでいては先に進みません。それが大きな壁ですね」

 

ローヴの言葉がゆっくり頭の中に入って来るが、どうしても自分が悪いのだという思いは拭えない。思い出すたび鮮明になる過去から判るのは、自分の発した言葉で変わりゆく王子の表情だ。

 

「貴女にして頂きたいのは試しにより過去の言葉を思い出すこと。殿下と自分の言葉を思い出すことが解く鍵だと思うのです。それも御自身の力で。貴女が思い出すことで、殿下がかけた魔法が具現化され解く方法も判ることでしょう。・・・・しかし気負って過ごすばかりでは疲れますし、思い出すことも出来ません。ですから、掃除をして過ごすのはどうでしょうか。掃除道具など必要な品はすぐに用意しますよ」

 

ディアナが驚きに顔を上げると、ローヴは教会司祭が着る法衣のような衣装の袖に手を入れるとごそごそと探り出した。そして袖から出て来たものは箒や塵取り、バケツ、雑巾などの掃除道具。目を瞬いているディアナにそれらを差し出すと、更にテーブルに紅茶の用意を始めた。それも袖から出したのだろうかと驚いていると、また柔らかく笑われる。

 

「紅茶や菓子は手に持ち持参したものですよ。一緒に城下で人気の焼き菓子もどうぞ」

「まあ、ありがとう御座います。・・・でも、本当に掃除をしても宜しいのでしょうか」

「構いませんよ。さあ、冷めない内に召し上がって下さいね。召し上がりながら、少し話をしましょう。他にも訊きたいことがありましたら、その都度、遠慮なく尋ねて下さい」

 

向かいの椅子に腰掛けたローヴを前に、不思議なくらい心が穏やかになっている自分を自覚しながら、ディアナはいろいろな話を請われるままに話した。柔和な笑みを浮かべたローヴに気負うことなく話し続ける自分を不思議に思いながら、魔法解除に必要なのだろうかと思うような個人的な感情まで話していることに気付いたディアナは、そろりと魔法導師長を見上げる。口角を持ち上げたままのローヴを前に心配事は霧散し、いつの間にか窓から見える景色は淡く染まっていた。

 

「では、明日は別の場所に御案内致しましょう」

 

ローヴが立ち上がり部屋の扉を開けると、そこには護衛騎士であるエディとオウエンが立っており、ディアナと目が合うと明るい笑顔を向けて来た。まさかずっと立っていたのかと驚いているディアナに、オウエンが「護衛するのが仕事ですから」と低頭してくる。

 

「オウエン様、エディ様。私などの護衛は必要御座いません。お願いで御座いますから、お二人はお二人のお仕事をなさって下さいませ」

 

蒼白になったディアナが首を横に振るが、二人は楽しそうに笑い声をあげる。

 

「殿下からの指示ですから気にしないでね。それに可愛い女の子の護衛をしている方が楽しいし、嬉しいしね。それと、明日から数日間は殿下が政務で殺人的に忙しくなるんだよ。その間ディアナ嬢にお願いがあるから、明日はこの服を着て待っていて欲しいんだ」

 

渡された袋に入った衣装を確認したディアナは思わず口を開けたまま二人を見た。

 

「ディアナ嬢にどうしてもお願いしたいんだ」

「そうそう。他に必要なものがあったら、明日教えてね」

「わかりました。私でお役に立てるなら精一杯、頑張ります」

 

心から嬉しそうな笑みを浮かべるディアナに、護衛騎士の二人とローヴも微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 ギルバードは自分の執務室に山と積まれた政務処理に忙殺され、レオンに叫んだ。

 

「今までまとめていた各領地視察は、既に大臣に渡していたはずだ。何故、二年分の視察資料が山と積まれているんだ! それと城下商工会との議会は来月の予定だろう」

「来月の予定が繰り上がっておりますね。その予定箇所にソルド帝国の視察団が来られるそうです。その視察団メンバー資料がこちらに。それから来週行われるラスカー公爵主催の舞踏会、フォード公爵御子息誕生会。こちらには国王の名代として必ず出席するよう、陛下より厳命されております」

「じゃあ、この視察資料の山は何だ!」

「宰相より視察結果を基に、各領地の来季収穫高を考慮して添付して欲しいそうです。それと新たに、来期分の王城予算計上が済みましたので、殿下にも目を通して欲しいと。それから明日の昼は漁業組合との会合への参加、その後はワイン組合との会合。合間に書類への署名をして欲しいです。それと」

「これではディアナのところに行く暇がないじゃないか!」

 

執務机には山と積まれた書類と指示書があり、叫んでみるが目の前の書類が途端に消える訳もない。その上レオンが乾いた笑いを零しながら、急ぎの書類だと差し出して来るから目を通すしかない。食事も仮眠もこの部屋で、いい加減ストレスが爆発しそうだ。

 

「ディアナ嬢が退屈しませんように、ローヴ殿と双子騎士が相手をされているでしょう。今しばらくは任せておくしかありませんね。・・・・殿下、これも至急です」

 

一つの領地視察が終わるたびに、その領地の問題点や考察した結果を担当大臣に送っていた。

ただ領地巡りをするだけでなく、王都から近かったり通過するときには王城に立ち寄り、口頭でも大臣へと伝えていた。各領地からの報告もあるだろう。瑠璃宮の魔法導師による魔道具により各領地の巡回も行っているはずだ。

 

「来季収穫高を考慮するくらい、大臣らで行え! 頭数だけ揃って無能か?」

「では、そのように大臣に伝えましょう。どうせ王弟からの横槍でしょうし、放っておいても支障ないですから。しかし他は殿下担当だと、直接国王より指示が来ております。こちらは単なる、まあ、我が子弄りというか、愛情ある苛め、でしょうね」

「・・・・ディアナには魔法が解けるまで俺に付き合うように言っていた癖に、仕事を山と持ってくるのは何故だ? 苛めにしては量がすごいぞ」

 

侍従が署名の済んだ書類や決裁の済んだ証書を各大臣の執務室へと運んでいく中、次の書類がレオンの手に届けられる。一向に終わりの見えない政務に苛立ちも爆発寸前だ。

 

 

 ***

 

 

 

翌日、部屋に迎えに来たエディとオウエンに案内された場所で、扉を開けて中を見るなり、ディアナは思わず大きな溜め息を吐いた。

 

「すごいだろ? さすがにこれじゃあ、ディアナ嬢も厭かな?」

「いいえ、殿下も御政務でお忙しい中、私だけあのような立派な部屋で何もせずに過ごす訳には参りません。正直、驚きはしましたが・・・遣り甲斐があります」

「俺らも手伝うからさ、頑張ろうね。水汲みとかは任せてね」

 

連れて来られた場所は東宮から馬車で移動しなければならない離れた場所で、王宮騎士団が使用する休憩所だという。騎士団員が稽古や視察で使用していない間だけ、掃除をして欲しいと連れて来られた。

決して狭くはないだろう場所は雑多な物が散らばり、ただの物置と化している。魔道具のおかげで常に清浄な空気が流れ、それが掃除する気をなくしているのだとエディが笑う。早速オウエンが武器をテーブルの上にまとめ上げ、エディが水汲みに行ってくれた。窓を開けてハタキを少し動かしただけで、棚の上から大量の埃がまとまって落ちて来るから、下手に顔を上げることが出来ないほどだ。とてもじゃないが一日では終わらないと呟きを漏らしたディアナにオウエンが笑う。

 

「一日で終わらせて欲しいなんて、そんな無謀なことは望まないよ。殿下もしばらくは執務室から出られないから、ゆっくりでいいよ。悪いけど、頼むね」

「私は構いませんが、お付き合い下さるオウエン様とエディ様にまで掃除手伝いをさせるなど、申し訳なく思います。本当によろしいのですか?」

「大丈夫、これも仕事だから。それにいつ騎士団員が戻るか判らない場所に、ディアナ嬢を独りで置いておくことなんか怖くて出来ないよ。殆どの騎士が独身だからね、目の毒だ」

 

ディアナは今、昨日二人に用意して貰った王宮側で働く侍女の衣装を着ている。ただの侍女が護衛騎士であるエディ、オウエンと共に騎士団の部屋を掃除しているなど不可思議に思われるだろう。他の騎士に見られることは困ったことになるのだと解釈したディアナは、オウエンに真面目な顔で大きく頷いた。

 

「ははは、判ってないよね? あのね、ディアナ嬢は可愛いから、騎士団員に言い寄られたら殿下が焼きもちを妬くってことだよ。それに侯爵家のお嬢様だしね。万が一、間違いがあったら困るでしょう?」

「・・・・はい」

 

オウエンの言葉に目をぱちくりと瞬くが、意味までは分からない。

今までも自領の城で掃除をしていたが、困ったことになったことがない。王城では侍女が騎士団員の休憩所を掃除すると、どんな間違いが起こるのだろうか。それに王子が焼きもちを妬くというのは聞き間違いだろうと、取り敢えず聞かなかったことにして掃除を再開した。

まずは部屋中の大量の埃と汚れを取り除くことにする。武器類は二人に磨いて貰うことにして、外にテーブルを移動する。その後部屋で一人埃と格闘するが、魔道具のおかげで苦しさはない。素晴らしい品だと感心しながら、本当に魔法が存在するのだと困惑してしまう。

 

自分の身にかけられたという魔法は自業自得だ。王子には何の咎もない。

それなのに王城まで連れて来て頂き、王子の忙しい時間を割いて下さるという。ローヴに、記憶を探り自分の言った言葉を思い出すのが鍵と言われた時から何度も思い出そうと頑張ってはいるが、直ぐに思い出せる訳もない。せめて夢の中でもいいからと祈ったが、残念ながら欠片も思い出せなかった。

このまま侍女として過ごすことはいけないのだろうか。

王子の魂と共有しているというが、それはどんな問題があるというのだろうか。

王子が苦しまないのなら、自分は何の問題もないとディアナは考え続けた。

 

水拭きを始めようとして桶に手を入れると仄かに水が温かく驚かされる。わざわざ微温湯を用意してくれたのかと礼を伝えると、それも魔道具だと言われた。王都貴族の間では普通のことだと言われ、目を瞠ってしまう。冬場の掃除もこれがあれば楽だろうと桶を撫でると、水面にローヴの顔が浮かび上がった。 

「騎士団が戻って来るから、いったん掃除中止。ディアナ嬢はその間、昼食をどうぞ」

 

外に運んだテーブルはそのままでいいと言われ、オウエンと共に近くの庭園に案内される。馬車に運ばれていたランチを取り、交代でエディが食べる。

 

「武器が乗ったテーブルをそのままには出来ないから、騎士団員が来るまで待っていたんだ。部屋がきれいになっていて、すごく驚いて、ずごく感謝していたよ」

「まだ掃くくらいしかしていませんのに」

「それだけ汚かったんだよ。この汚さじゃ、午後は雑巾かけだけで時間切れになるけど、無理は禁物だよ。疲れるために来て貰っている訳じゃないからね。今日少し手を入れただけでも充分綺麗になっているんだから。本当、助かるよ」

「そう言って頂けるのが、何よりも嬉しいです」

ディアナが笑みを浮かべると、エディが頬を掻きながらぽつりと零す。

「・・・・本当、俺も誰かといちゃいちゃしたい」

  

午後はエディが言ったように水拭きをするだけで時間が来てしまった。少し拭いただけで真っ黒になる雑巾に笑ってしまうほどで、何度もエディとオウエンが交代で水替えに走る。二人は武器を磨きながら、修繕が必要な品や砥ぎに出す必要のあるものを分け、今日は取り敢えず終わることになった。

明日も仕事があると思うだけでディアナは嬉しくなり、同時に王子に申し訳ないとも思う。どうしても貴族息女らしく過ごすことが出来ない自分がいる。掃除をする自分を見たら、王子はどう思われるか。きっと眉間に皺を寄せて辛そうな表情をされるだろう。

ディアナは唇を噛み、視線を足元に落とした。

 

 

 

 

 

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