紅王子と侍女姫  14

 

 

「・・・だっ!」

 

ギルバード王子の身体が強張るのが伝わり、ディアナは緊張した。何度も離して欲しいと伝えていたが、王子は先程と同じように私を慰めるつもりで手を回していただけかも知れない。その優しさを無碍にしているのかと思った途端、王子が私の肩を掴み、勢いよく身体が離れた。安堵して顔を上げると、王子の顔は熱でもあるのかと思うほどに真っ赤に染まっているのが判り、ディアナは慌ててしまう。王子は具合が悪くて凭れ掛かっていたのかと。 

「殿下、もしかして具合でも悪いのでしょうか? お顔がとても赤いです」

 

目の前のディアナの表情に安堵の色が広がった次の瞬間、今度は眉を顰めて心配げな表情へと変わり手を伸ばされた。驚いて身体を退けるとソファから転げ落ち、ポットやカップが大きな音を立てる。

 

「だ、大丈夫だ! それより失礼した! 貴女に断りもなく、日に何度も抱き締めるなど、普段は決してそんなことはしないのだが」

ほおっ! 日に何度も抱き締める! ギルバード殿下からそんな艶めいた話しが出てくるとは、殿下付き侍従長として心から大変嬉しく思いますよ!」

 

何時の間に部屋に入ったのだろう、突然乱入してきたのはレオンだ。

それも嬉々とした笑みを浮かべ、床に転がるギルバードと唖然としているディアナを見比べ、更に笑みを深めている。 

「入浴後の淑女を抱き締める。堅物のギルバード殿下がそこまで成長した喜ばしい事実を、急ぎ国王陛下にお伝えし、殿下が城に戻り次第、盛大に御祝いせねばなりませんね」

「するな! それよりも何しに来た、レオン! 試しは俺がやると言っただろう」

 

手を差し出したレオンを無視して立ち上がり睨み付けるも飄々とした顔は変わらない。レオンはディアナに向き直ると跪き、嫣然とした笑みを浮かべながら手を取った。 

「ディアナ嬢。何処までお話しがあったのか存じませんが、殿下が貴女に幾つか試みたいことがあるということは御承知頂けたでしょうか」

「は、はい。私でお役に立てるのでしたら、どのようなことでもお試し下さいませ」 

レオンは小さく頷くとギルバードに振り向き、大仰な溜め息を吐く。 

「ギルバード殿下はまずどのような試しを試みるおつもりでしょうか。・・・ああ、もしかしてディアナ嬢を強く抱き締めていたのも、試しの一環だったのでしょうか」

「そ、それは・・・・違う。これから試しをするが、レオン、邪魔するなよ?」

 

抱き締めていたと何度も言われ、試しも出来ていない状況ではレオンが入って来ても文句が続かない。もしかすると第三者が居た方がいいのだろうか。一人だと何時まで経っても何も出来ない自分が居るのをギルバードは決まりの悪さと共に自覚した。

ディアナの隣に座ろうとするレオンを退かし、彼女の隣に座るとその手を取り自分の胸に押し当てる。不安そうな表情を浮かべながらも、ディアナは素直に身を委ねてくれた。 

「ディアナ嬢。目を閉じて肩から力を抜き、出来るだけ当時を思い出して欲しい」

「はい。そのように・・・・」

 

ディアナが目を閉じた途端、ぐらりと頭の芯が重く揺れた。王子の胸に当てた手から痺れたような感触が腕へ、そして頭の奥深くと伝わり、瞼の裏にいつかの風景が描かれた紙片が何枚も何処からともなく降ってくる。沢山の紙片が舞い散り、その一枚一枚に描かれた光景が大きく広がり、または小さくなって目の前にひらりひらりと現れる。描かれた光景は殆ど変わりがなく、侍女服を着ている自分がリグニス城内のあちこちで動いている様子ばかり。

その中の一枚を目にして、胸が音を立てて軋む。

それは長姉の結婚式でドレスを着ている自分だ。強張った笑顔で姉を祝福している自分が描かれており、それが当時のディアナには精いっぱいなのだが、その表情はひどく苦しげで心から祝福しているようには到底見えない。 

「・・・っ」

「気分が悪いのでしょうか。ディアナ嬢、大丈夫ですか?」 

遠くから聞こえてくるレオンの声に、ディアナは小さく頷いた。

頭の中ではどんどん紙片が舞い散っていく。目が回るほどの紙片が舞っている中で、気付くと描かれている自分が少しずつ若く幼くなっているのが見て判った。

侍女服を腰辺りで縫い上げ、髪をお下げにしている。

部屋に閉じ込められた自分がベランダから逃げ降りて厩舎に隠れている。

使用人部屋に押し入り、掃除道具を持ち出して勝手に掃除を始めている。

母親が泣き、父が額に手を宛がい、姉たちが私の熱を測ろうとしている。

窓を拭こうとして鍵が外れ落ちそうになった。

炭焼き小屋に逃げ込もうとしている。

ドレスが厭だと下着で部屋中を逃げ回っている。

・・・・馬車に乗っている自分は何処へ行くのだろう。

 

「・・・っ、・・・く、ぅう」

「ディアナ嬢、続けて大丈夫でしょうか?」 

目の前には驚愕の表情を見せる両親。何故かドレスの汚れを気にする大人たち。

痛くは無いと言っているのに相手が相手だと騒ぎ出した。知らない大人が助け起こしてくれた。

震えている手に握られているのは珊瑚色のリボン。それは髪とドレスを褒めてくれた母親が朝に結んでくれたリボンだ。痛さを堪えているような辛そうな少年の顔。

そうさせたのは誰? 彼は何故そんな顔をしているのか。

 

「・・・・じさ、ま」

 

私は何をしたの? 私は何を言ったの? 私はどうして・・・・・。

突然何かに弾かれた。誰かの怒鳴り声。

弾ける水飛沫。揺れる視界。頭が痛い。

何かに引っ張られた。頭が・・・・痛い。

気分が悪い。胸が押し潰されそうで、どうしよう。何かに飲み込まれるような感覚。

頭の中に舞い散っていた紙片が真っ黒に染まり出す。黒い、漆黒の闇。

ギルバード王子の髪色が陽光に輝き、濃藍に見える。頭が痛い・・・・・。

黒い闇の中に紅い何かが・・・・。

 

「ギルバード殿下! 中止して下さい、ディアナ嬢が!」 

レオンの声に弾かれたようにギルバードが目を開けると、目の前には瞼を閉じたまま蒼白となった彼女が唇をひどく震わせている。顔を顰め、額にはうっすらと汗が見えた。急ぎ胸から彼女の手を離して声を掛ける。 

「ディアナ! 大丈夫か? ・・・・顔色がすごく悪い」 

ディアナを急ぎ抱え上げベッドへと移動する。横に寝かせると、彼女の瞼が震え眉根を寄せながらも静かに目を開いた。 

「申し訳・・・御座いません。頭が痛くなり・・・・」

「いや、痛いのは頭だけか? 他に異常は感じないか? 試しだというのに力を入れすぎたかも知れない。な、何か飲むか? こういう場合は何を飲んだら気分が良くなるんだ?」

 

身体を起こしたディアナは自分に向けられる王子の真摯な瞳を見つめた。頭の中に浮かんだ雑多な記憶がまだ混乱を生み酷く重く感じるが、自分は大丈夫だと伝える。

 

「殿下、今日はディアナ嬢にとって久し振りの遠出。このままお休み頂いた方がよろしいでしょうね。性急にことを行うと、その反動も懸念されますし」 

レオンの言葉にギルバードが頷き、今日はそのまま休むように伝えられる。

しかし王城に着く前に魔法解除が出来れば、直ぐにでもリグニス城に戻れるかも知れないと思っているディアナは大丈夫だと繰り返すが、二人は首を縦に振ってくれない。

 

「殿下もこのまま御就寝下さい。ああ、夢の中でお試しが出来るように御一緒のベッドでお休み頂いても宜しいですよ。ディアナ嬢から許可を貰えるのでしたら」

「レオン、何度お前の口を縫うと脅せば理解出来る? ディアナ嬢、大丈夫だ。もちろん、そんな不埒なことはしないから安心して身体を休ませろ!」

 

今まで魔法など理解も信じることも出来なかった自分だが、たった今、王子の胸から伝わってきた不可思議な感触と頭の中に浮かんだ光景に、本当だと信じざるを得ないものを感じ、ディアナは顔を上げた。 

「それで殿下のお役に立てるのでしたら、私は構いません。もう気分は何ともありませんから、どのようなことをされても構いません。夢の中でも出来るのでしたら、どうぞ」 

悲痛な少年の表情を思い出し、ディアナはどんな試しも厭わないと告げたつもりだ。

それなのに目の前のギルバード王子は真っ赤な顔で大きく目を見開き、レオンは妖艶な笑みを零しながらディアナの手を握り締めてくる。

 

「そのように切なげな表情で誘われる殿下が羨ましいです。しかし貴女はか弱き可憐な淑女。それでは殿下に勘違いをさせ、或いはただの莫迦にしてしまいます。今夜はゆっくりお休み頂き、改めて日のある内に試しを再開することとしましょう」

「・・・・・レオンの言い方には激しく殺意が湧くが、その通りだ。このままゆっくり休んで、明日また試させて貰う。 ・・・って、俺は何処で寝る?」

 

ギルバードの問い掛けに対してレオンが目を細めてソファを指差すと、ディアナの手を握っていたレオンの胸倉を掴み上げた。その様子にディアナが慌てて止めに入る。

 

「殿下、本当に私は大丈夫ですので試しを行って下さい! 何をしても構いませんので!」

「構わないとか言うな! いいから明日の朝までお前は眠っていろ!」

「・・・・っ」 

怒声を放つように振り向いたギルバード王子の瞳に懐かしささえ感じる熱と色味を感じた瞬間、ディアナの目の前は暗転し身体から全ての力が抜けていった。 

 

「ディアナ嬢!?」 

レオンが急ぎ手を伸ばして崩れ落ちるディアナの身体を支えたのが見え、ギルバードは自分の感情が昂ぶっていたのを知った。まさかと彼女を見ると深く眠っているのが判り、言葉を失ってしまう。レオンが幾ら声を掛けてもディアナは目を開けようとしない。最後に自分が言い放った言葉を思い出し、ギルバードは愕然となった。

 

「もしかして・・・俺は彼女にまた・・・・魔法をかけたのだろうか」

「そのようですね。普段どれだけ殿下が私やエディ、オウエンに怒鳴ってもこのような事態にはなりませんのに。・・・魔法が解除されていない内は、ディアナ嬢にだけ魔法がかかりやすいのかも知れません。それにしても困りましたよ、殿下」 

レオンが倒れた彼女をベッドに寝かせている横で、ギルバードは茫然と立ち尽くしていた。それでも必死に落ち着きを取り戻そうと深呼吸を繰り返す。意識を手放して深く眠るディアナを見つめ、まずは自分の感情をコントロールする必要があると苦々しく思いながら、明日からの試しは彼女に負担が掛からないよう少しずつ慎重に行うべきだと決意する。

 

「急いで解除しようとせずに、明日は魔法に関する話は避けることにする。侍女仕事の楽しいことや苦労することを訊き、彼女の気持ちをほぐす方が先決だ。痛みを与えるつもりも、ましてや魔法をかけるつもりも無かったんだ。・・・・本当に悪いことをした」 

レオンは憔悴したギルバードの声に、自分も少々からかいが過ぎたかと小さく咳払いをして彼女から離れた。自身の震える手を見つめているギルバードを痛ましく思うが、このままにはしておけない。

肩に手を置き彼の注意を向けると残念そうな声で告げた。

 

「殿下。予定を変更して出来るだけ早く、そうですね、明日昼前には王城へ到着出来るよう努めます。早朝出発となりますので、殿下も早めに休んだ方がいいでしょう」

「・・・・明後日の夕刻に王城到着予定だったはずだ。それが明日には到着するって、どれだけ無茶をするつもりだ? そんなに急がせるとディアナの緊張が増して辛いだろう。今日だって着慣れないドレスに苦しそうにしていたというのに」 

レオンがギルバードの台詞を遮り、部屋の暖炉上に置かれている時計を指差す。

それは真夜中過ぎを示しており、既に日付が変更していることに気付いたギルバードはポカンと口を開いた。口を開けたままレオンに振り返ると彼は双眸を細めて頷き、ディアナを見下ろす。

 

「殿下は明日の朝まで眠っていろと彼女に伝えました。日付は変更しておりますから、眠っている内に王城に到着することになります。魔法解除は瑠璃宮の魔法導師長と御一緒にされた方が宜しいのでは?」

「そう、・・・だな。ああ、本当に俺は・・・っ!」

「嘆いている暇があるなら、ディアナ嬢をよく見ておいて下さいませ」

「・・・・見て・・・おいてとは?」

「ディアナ嬢が魘されたりしませんよう、彼女の可愛らしい寝顔をじっと見つめ続ける、と言うことです。安らかにお眠り頂けるよう、じっくりと注視されていて下さい」

「レオン・・・。それは必要か?」

 

嘆息と共にレオンを睨みつけるが、有能なる侍従長は笑顔を残して悠々と部屋を出て行った。残されたギルバードは頭を掻き毟ったが、後の祭りだと理解出来る。確かに自分が放った言葉に反応してディアナは眠りに落ちてしまった。魔法自体、自分が使えることを忘れており、彼女が倒れた時も何故なのか一瞬理解出来なかったくらいだ。

 

「ディアナ、申し訳ない・・・。二度目だ。二度も君に魔法を・・・・・」

 

急激な解除の流れは彼女への負担が大きいことがわかった。そして気分が昂ぶった時に投げ掛ける自分の言葉には魔法が混ざっているのだとも。しかし、それはディアナ限定らしい。

本当は自分だけの力で彼女にかけられた魔法を解けたら良かった。十年もの長い間、侍女として過ごしていた彼女がドレスを着ることさえ辛そうな表情を浮かべる様を見て、早々に解いてあげたいと思っていた。王城に到着する前に魔法が解けるなら、それが一番だと。

それなのに実際は試しどころか魔法に関する話も碌に出来ずに宿に到着し、彼女を翻弄した上、再び魔法をかけて昏倒させただけだ。

深く眠っているディアナに近付き、ギルバードはベッドの横に跪いた。規則正しい寝息が聞こえることに小さく安堵の息を吐く。知らず手が伸び、彼女の髪を撫でていた。

印象深い、あの時と変わらないプラチナブロンドを撫でながら何度も許しを請うが、彼女の深い碧の瞳は閉じられたまま自分を見ることはない。

 

小さな手が自分に伸ばされことに驚き振り払ったのを思い出し、掛け布から出ている手に触れると少し荒れていた。侍女の仕事や厨房の水仕事のためと判り、ギルバードの胸が痛くなる。荷物の中から塗り薬を出し、荒れた場所に塗りながら手を握り締めた。

着飾って次姉の結婚式に参列していたディアナはとても綺麗だった。今日のドレス姿も自分が見知っている貴族の娘達と何ら遜色ない、いやそれ以上に綺麗だと思う。

だからこそ馬車の中で声を掛けることを躊躇い、話すべき言葉も途切れたままだった。

華やかなドレスに身を包み舞踏会で踊っているディアナは誰よりも魅力的だろうと想像し、それを見たいと思う自分がいた。彼女がそれを心から望み、心から笑みを浮かべて舞うように踊るディアナが見たいと。そのためには魔法解除に努めなければと強く思った。

 

 

 

移動の馬車の中でも深い眠りに就くディアナは、宿から買い取った毛布に包まれギルバードの膝に頭を乗せていた。オウエンは次の宿を探すため予定より先の宿場町へと馬を駆らせており、ディアナが眠っている内に出来るだけ距離を稼ごうと馬車はいつもよりスピードを増す。振動で彼女が落ちないよう、ギルバードは彼女の身体を膝へ抱き上げることにした。 

「殿下、ディアナ嬢が寝ている間に何かしませんか?」

 

途中、休憩のため停めた馬車の扉を開けたレオンが、ディアナを膝上に抱え込んでいる姿を見て妖艶に微笑みながら問い掛けてきた。ギルバードが冷酷に睨み付けるが、肩を竦めた侍従長は困ったものだと呟きながら首を振る。 

「直ぐに善からぬ想像をされるのは殿下の悪い癖ですよ。もしや欲求不満ですか? そうではなくて例えば眠っている彼女の深層心理に語り掛けるとか、呪文を唱えるとか、そういう方法はないのですか?」

「・・・・お前が言うと全てにおいてふしだらな気がしてな。呪文と言っても俺は基本を教わっただけで、使うつもりはないからと殆ど習ってはいない。だが、眠っている内に彼女に思い出して貰うよう語り掛けることは出来そうだ。やってみるよ」

 

再び走り出した馬車の中でギルバードは胸ポケットからサッシュの小袋を取り出した。中からベビーピンクの紐を取り出し彼女の手に握らせ、その手ごと包み込む。ディアナの頭に自分の頭を寄せ、出会った時を思い出すよう語り掛けながら、あの場面を振り返る。

自分を見上げる幼い少女の真っ直ぐな瞳が、自分の髪を、瞳を覗き込み、そして唇が開く。

 

『王子様の目はお日様に当たると紅い・・・・』

 

それは国王の第二妃が魔法使いであったということ。

何の後ろ盾もない、瑠璃宮に従事する一介の魔法使いが王を誑かし、その結果生まれた子が世継ぎとなる王子であると何度耳にしたことだろう。耳に届けられる言葉、噂が全て事実であると鵜呑みにし、苛立ちと共に過ごした少年時代。

その後聞かされた父である国王と母親の本当の恋愛事情を聞き、自分は望まれて生まれて来たのだと、母親は命を掛けてこの世に自分を産み落としてくれたのだと知った時の動揺と感動は、思い出すたびにギルバードを恥ずかしくも嬉しくさせる。

同時に、そんな自分がディアナに何を言ったかを思い出させた。

 

『お前なんか、そんなドレスを着る資格もない、ただの侍女みたいなものだ。王子に向って無礼にも程がある!』

 

そう言い放ち、幼い彼女のリボンを引き千切るように外し、魔法力で衝動的に弾き飛ばした。

思い出した今、彼女を包む手に力が入る。眉間に皺が寄り、自分はなんて酷いことをしたのだと胸が苦しくなる。あれから十年、彼女は自分の放った言葉通り侍女として自分の城で働き続け、貴婦人として過ごすことやドレスを厭い、お洒落もせずに手を荒らしている。 

「ディアナ、赦してくれ。本当にごめん・・・・。罵倒してくれていい。どんな謝罪もする。だからあの時の俺の言葉を思い出して欲しい。じゃないと・・・・」

 

落とした言葉は眠る彼女に届くだろうか。夢の中でもいい、届いて欲しい。 

 

 

 

 

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